更新できない壁にぶつかる。けれど、とにかく乗り越えようとする。

column

こんにちはD.Cozie です。ブログを書いている人はかならずぶつかる壁。「更新ができない壁」にぶつかっている体験を話します。

更新できないという壁に激突中!

「何を書けばいいのかわからない」という壁にぶつかっています。そしてブログの更新が止まっていました。文章はほぽ毎日書いています。その文章をアップしたらいいかもしれないのですが。以前だったらブログに載せたような文章も、ボツにしています。ボツボツボツ!!!

書いているけれども、ひたすらボツの山。


ボツにするのは「時間が経ってから自分で読み直したら、自己嫌悪に陥る」からです。端的にいえば、自分の文章力の低さに立ち往生しています。

「とにかく文章が上手くならないと更新する気にならない」

これが更新できない壁です。

文章力にとらわれて身動きが取れなくなる考え方。

文章力とは何でしょうか。高い文章力ってどすれば身につくのでしょうか。

これまで文章論に関する本を読んできました。谷崎潤一郎の『文章読本』から、木下是雄『理科系の作文技術 』、本多勝一『日本語の作文技術』、山田ズーニー『伝わる・揺さぶる! 文章を書く』、そして染谷 昌利『ブログ飯』。どれも名著です。

代表的な文章論の本は大抵、目を通しています。でも、どれだけ読んでも文章力は上がらない。結局、文章力とは相手に文章でいかに伝えるかの技術。その技術を高めるためにはたくさん書いて、たくさん発表するしかない。

でも書くためには「何を書くのか」という題材が必要です。しかも、誰にでも書けるような内容は読んでも面白くない。

理想としては「私にしか書けない内容」を「私にしかできない独自の観点から」書くこと。演出としての注意を引く言葉だとか、効果を狙った表現とか、そういう文章技術も必要でしょうが、とにかく「私にしか書けない文章」。それが読み手にとって「面白い文章」です。

カウンセラーという職業をしてて学んだのは、良いカウンセラーになるためには、とにかくカウンセリングの経験を増やすこと。カウンセリングに関する勉強を続けつつ、ひらすら実践。それしかありません。

技術は経験する中でしか身につかない。いくら「こんな技術がある」「理論がある」と知っていても、経験がなければ役に立たない。文章力にもあてはまると思います。書いていく中でしか文章力は身につかない。

「何を書けばいいのか」に結局たどりつく。

「とりあえず思いつく題材を書いていくしかない」。そのなかで「コレだ!」という題材がつかめるまで続ける。案外、そのほうが文章力を上げる近道かもしれない。

私がカウンセラーとしての仕事を始めたとき、自分の実力が不充分だと理解しつつも「とにかくどんなケースでも、できる限りの対応をする」と取り組みました。当然、自分の思うような結果に至らなかったこともあったのですが(相談者に大変申し訳ないです)。それでも、いろんなケースを経験したことは、私のスキル向上ににつながったと自覚しています。

書くことも同じかと思います。とにかく書き続ける。それが壁を乗り越えるための近道ではないか。そう思って今、書いています。

壁に向かってとりあえず進むと答えが見つかる。

壁にぶつかって、身動きがとれない情況がしばらく続いていましたが、とりあえず「面白い文章がどうやったら書けるか、現状ではわからないけれど。書き続けるしかない」と開き直っています。

目指すは、文章を書く収入で生活できるほどのレベルまで文章力を高めること。そして、いろいろな人と人の「こころ」をつないでいくこと。

(そのスキルで生活できるほどに稼げるかどうかが、素人とプロをわける目安になると私は考えています。ちなみにその能力だけで、実際に生活するかどうかはまた別の問題でしょうが)

目標を定めておくと自分が進むべき方向性がみえてきます。方向性が定まると、何をしないといけないかがみえてくる。

まずは書き続けてみよう。

壁を乗り越えるための第一歩です。