ヒカルが新事業に挑戦。ヒカル流の経営術を分析

column

こんにちは、D.Cozieです。Youtuberのヒカルさんが新しい事業を始めました。その動画を見ているとヒカルさんの経営コンセプトが、なかなかスゴイので思わずまとめました。

新しい店を始めるときの最重要なこと

新しい店を始めるときコンセプトが重要です。経営者が「どのような店にしていきたいか」今後の展開を決めます。
経営者の「こころ」が一番、事業に影響すると考えています。

ヒカルさんが、新しい店を立ち上げました。男性の脱毛サロンです。
ヒカルさんの周囲では、男性の脱毛サロンが流行っているようで、ローランドさん、手越さんが既に店を出しています。

脱毛サロン経営は、脱毛機にはかなり設備投資が必要ですが(プラス内装にもかかるのだけど)。それを乗り越えられたら、比較的参入しやすい業種なのでしょうか。

ヒカルさんが経営者として優れているのは、何よりもYoutuberとしての経験でしょう。

  • 視聴者が何に価値を感じるか。
  • どうすれば注目を集めるのか。

それを経験的に理解している。ヒカルさんはかなりYoutuberの経験を生かしています。

ヒカルさんのサロン分析

まずサロンとなると店の信頼性が必要です。脱毛サロンとなると、何よりも自分の体に施術するで不安が出てきます。

  • どんな場所で施術するか。
    だれが施術するのか。
  • どのような結果が出るのか。副作用は?

つまり失敗したら困る!という不安です。

まずはヒカルさんは、「店をどのように作っていったか」を説明します。そして関わっているスタッフたちを動画に出している。顔が見えるというのは、サービスを受ける人たちにとっては安心です。また顔を出す方としては責任が重くなります。それだけ店に対しての信頼感をアップします。

また店を作っている場面をみると、どんな工程で完成するのかと期待感が出るし、ぜひ実際にみてみたいという思いも出ます。

信頼感と期待感

プレゼンテーションとしてみせ方は、やはり上手いと思います。
(施術が本当に安全なのかどうか、副作用はないのかなどは実際に受けて見たないと私にはわからないのですが。そこは施術を受ける人はぜひ事前に確認してほしい部分です)

ヒカルさんの卓越した巻き込む力

そして、もう一つ、ヒカルさんの突出している能力「人を巻き込む力」です。

ヒカルさんは関わる人を巻き込む、視聴者もヒカさんの活動に巻き込
今回はスタッフを巻き込んでいくし、また視聴者も「店を良くする活動」に巻き込んでいます。

「何か意見があればぜひ言ってほしい。それによってさらに店を高めていくから」

店を盛り上げるストーリーに視聴者が参加することになる。

店のスタッフに対しても、スタッフが気持ちよく働けるから、質の高い良い店になる。
何かあれば、すぐに言ってきてほしいと、オーナー自ら言う。

さらに畳みかけるように言います。

  • 店が予約でいっぱいになったら、店を増やす。
  • ゆくゆくは全国に展開していきたい。
  • 自分も田舎に育ったから、地方でも受けられるようにしたい。

店を盛り上げる活動に視聴者が参加していくことによって、さらにサロンが発展していくというストーリー。

このあたりのストーリーの作り方がさすがだと思います。

サロンは今後どうなっていく?

さてヒカルさんのサロンがどうなるか現状ではまだ見通しが立ちません。
店の長所は「ほかのサロンと比べて質の高いものを比較的安い値段で受けられる」。

男性の脱毛自体が一部の人が受け始めているけれども、全体に普及しているわけではない現状で。
どれほどそれを広めることができるのか。そこが重要になってくるでしょう。


ヒカルさんは美肌もかなり以前から取り組んでおられる。これまで脱毛に凝っているわけではなさそうですが、そこにあえて踏み込んだのは、何か思いがあるのかな?と現状では不明です。

その点をふまえて今回のサロンをみても、とにかく期待が大きい。美容業界に革命を起こせる?

ヒカルさんは、基本的に視聴者(サロンであれば客になるか)と、一緒に盛り上げていこうとします。
これって今の一般企業には、あまりみられない態度じゃないでしょうか。

企業側からのプレゼンテーションはあっても、企業と客が一緒になって盛り上げていこうという双方向性がない。
ヒカルさんはそのあたりのコツを、Youtubeという媒体でつかんでいる。
これが上手くいけば、もっと大きなムーブになるかもしれない。

ヒカルさん自身もおっしゃます。

自分たちは完全を目指して始めるけれども、始めてみたらまだ改良するべき点がみえてくる。
それを改良していって、さらに完成度をあげていく。

ヒカルさんのサロン経営は今はまだ始まったばかり。この先どのように発展していくのかが、とにかく楽しみです。