悩み続ける人生。悩みを乗り越えていく人生。実際に起こったこと(10年後の自分を変える!)

こころの深層

こんにちは、D.Cozieです。
今日は「悩みを乗り越えていく人生と安定して悩み続ける人生についての私の体験」を話したいと思います。

私は悩んでいました。とっても、とっても。

私はカウンセラーという職業ですが、論文を書くのは自己研鑽のひとつとしてとても重要です。
でも、私は論文が書けないので、とても悩んでいました。

同期のカウンセラーの知人が次々と論文を発表しているのを、いつもうらやましく思っていました。
私は書こうと思っていても、結局、論文を仕上げられたことが1度もない。

「どうしたら論文が書けるのか」と論文の書き方について調べたり、短い文章を書いていました。
でも、最後まで書けない。
どうやったら論文を仕上げられるのか、全く見当がつきません。
悩みが解決しないまま何年もすぎていきました。

あるとき職場の先輩に相談しました。
「論文が書けなくて悩んでいるんです」
するとその先輩はいいました。
できる人と自分を比べたらダメでしょう。書けなくてもいいじゃないか」
先輩は私が自分自身を追い詰めていると思ったのか、そのような声かけをして下さいました。
たしかに私は「誰かと比べて、自分の能力が劣っている」というのを気にしていました。
先輩の優しさでそういって下さっているのがわかりました。
でも、私はどこか納得のいかない部分がありました。そうじゃないんだと。

私はほかの人の意見も聞きたくなり、友人に相談しました。
「論文が書けるようになりたいんだ。でも書けない」
その友人はいいました。
「あっそ。やりたいんだったら、やればいいでしょ」
「でも、書けなくて」
「だったら書けばいいじゃない」
突き放したような言い方でした。
けれども私は「確かにそうだな」と思いました。

書きたいと思っているのなら、とりあえず書けばいい。
上手い下手は関係なく、とりあえず書いていけばそのうち形になるだろう。

私は「メモだからダメだ」と思っていたのをとりあえず止めました。
メモでもいいいいから、とにかく思いついたことを、どんどん書いていく。
調べたこと、気になったことをどんどん書いていく。

そして締め切りを作って「これまでに書くんだ」とメモをまとめていく。
すると、メモがまとまっていって、いつのまにか論文の方向性が見えてくる。
そして、初めて論文を書くことができました。

結局そのあと私は文章を書き続けて、年に何本かまとまった論文を書くようになりました。
質としてはまだまだ納得のいくものは書けませんが。
以前のように「全く書けない。どうしよう」と思うことはなくなりました。

人生を変えるのは、やっぱり自分だった。

仕事をしているとき、このエピソードを思い出します。
人生は何によって変わっていくのかと。
二人のアドバイスの違いは私だけでなく、アドバイスをした二人のその後の人生にも影響しています。

私に「ほかの人と比べるのを辞めたら」といった職場の先輩は、その後もずっと同じ職場で文句を言いながらも安定した生活を送っています。
「こんな生活になったらいいのに」と昔から希望を言っていましたが、今も以前と変わらない生活です。

私にアドバイスをくれた友人は、その後、自分の望んでいた仕事や生活を手に入れました。
そして、ほかの人からも「この仕事お願いします」と依頼が舞い込んできます。

私はどちらの考えを肯定も否定もするつもりはありません。
ただ私自身の人生を考えたとき、安定よりも自分の思いを叶えていく方を選びたいなと思っています。
そして、自分の希望を叶えていく人生を送っている人に私は強く惹かれます。

その人の考え方と行動が、結局人生を決定づける。
これは事実だろうなと、最近は経験を経て実感しています。

自分の人生を変えようと思っている人で、したいことをためらっている人。
そのような人に私は「とりあえず、やってみたら」といいたいです。

始めは当然上手くいかないし、それに対して他人からの批判もあるかもしれない。
けれども、自分のこころを信じて進んでいけば、かならず何か結果が出てきます。

とくに始めの結果が出るまでが大変で、何度も諦めたくなります。
でも始めの結果が出るまで続けたら「ああ、これでよかったんだな」と実感できると思います。
それまでとにかく挑戦してください。

結果が少しずつ出てきている今だからこそ、実感を持って言うことができます。
「自分の思いが人生を変えます」

先に進んでいる人たち。

ちなみに。
最初に出てきた、論文を次々と書いている知人はその後どうなったかというと。

今でも論文を発表し続けて、賞をもらったりと年々評価が上がってきています。
なかなかその知人に追いつくことができないのですが。
そういうライバル(むこうはライバルとは思っていないだろうけど)がいることで、私もさらにがんばろうと思えます。

今、何を望んで何に取り組んでいるか。それが10年後の自分を決定づけます。