冬の海でも失敗の波に乗るぜ、ジョニー。

こころの深層

こんにちはD.Cozieです。
今日は「失敗は繰り返し襲ってくるけれども、乗り越えられる」という話をしたいと思います。

波は乗り越えるというか、乗っていく。

失敗は波のようだと言います。一度おさまったあとまたやってくる。
大きな失敗をして落ちこんでいた。
けれども、なんとか気持ちを切り換えて乗り越えようとしたら、もう一度大変なことがやってきた。

失敗をした人が経験する「失敗の波の繰返し」です。

大きな失敗を一度しただけなら、何とか乗り越えられる人も多いです。
でも失敗が繰り返されると、なかなか乗り越えるのが大変。

「1度の失敗だったら乗り越えられるけれども、2度目の波を越えられなかった」

人生において大きな失敗のあと調子を崩した人たちは、この2度目の波でやられてしまった場合が多いのです。

どのような状況かというと。

仕事でお客様から大きなクレームを受けた。
上司や同僚と相談しながら、なんとか乗り越えた。
でもしばらくすると。
別の場所でも大きなクレームを受けた。
今回は、前とは違うミスがきっかけだったけども。
さらに謝らないといけない状況になった。
そのあと精神的に追い詰められて、仕事を辞めようかと思っている。

1回目の波は乗り越えたけれども。2回目のクレームででもうだめだと思った。

このような情況です。

ショックが1回なら乗り越えても、連続した2回目も同じように対処するのは難しい。

「自分は能力がないので乗り越えられなかった」
自分を追い込んでしまう人がは結構います。

失敗をすると、1度で済むといいのですが、大抵は2度目の波がやってくる。
そして、さらに波が繰り返しやってきたりするとどうしても対処できなくなる。

どうすれば乗り越えられるのか悩みます。

波に乗ろうぜ、波をしっかり見ろよ、ジョニー。

サーフィンをしている人に話を聞くと波乗りの基本は。

  • 波をしっかり見極める。
  • 波の流れに乗っかる。

つまり「波にできる限り逆らわない」

大きな失敗をしたときも同じだと私は思いました。

  • 失敗という波に逆らわないと、波に乗れる。
  • 波に逆らうと、波に乗れずに余計苦しむ。

どういうことかというと。

  • 失敗した過去をずっと悔やんで動かない(波に乗ろうとしない)
  • 失敗した原因追究ばかりして、先を見ない(波を見てばかりで浮いている)
  • もっとこうなればいいと期待するだけ(上手な人を見ているだけ)
  • 自暴自棄になって対処を諦める(結局、波にのまれてしまう)

始めはこういう状態かもしれません。

「波に乗ろう」という行動をしない限り、波に乗ることができません。
でも「私は波に乗るんだ、絶対に!」と頑張っていると。

  • 失敗しても、次があるんだと思える(良い波が来るのを待つ)
  • 乗れなかった原因を考えて、次の波のときに挑戦する(波がきたら乗ろうとする)
  • できないことはあきらめて、今できることを試してみる(自分のスキルに合わせて波に乗ろうとする)
  • 1度目の波で失敗しても次の波、またはさらに次の波が来ても挑戦する(波乗りが上達する)

このような状態になってきます。

大きな波は2度目もやってくる。

失敗の波は1度目が終わっても、もう一度、大きな波が来ます。
もし1度目の波でつぶれてしまって、そこでもう治まったかなと安心していると、
次の波に飲み込まれて、倒れて動けられなくなります。

2度目に来る波に備えておく。

先程、例としてあげたクレームで落ちこんでしまった場合を考えます。

始めの波は、大変だったけれども。上司や同僚と相談して何とか対処できた。
つまり「1度目の失敗の波は何とか乗ろうとできた」

では2番目の波が来たときです。
ほかの人の失敗で自分のところにも波が来た。

予想外の波だったと思いますが。そこでも。
「上司や同僚と相談にのってもらう」という対処ができるかと思います。

そして「また失敗して苦しい情況の繰り返し」と「私がダメだから」と責めるかもしれませんが。
波乗りの失敗だと考えると。

  • そもそもその波が荒すぎる? 情況が大変だったのかもしれない。
  • 初心者向けの波じゃなかった? 場所を変えたり、簡単なことから始める必要があるかも。

自分のスキル合わない波乗りをしようとしても、大抵は乗れません。
だから失敗しても自分を責める必要はないかもしれない。

でもスキルを徐々に高めていったら波に乗れるかもしれない。
そのように考えながら、もう一度波をみてみると。

  • 「自分ではあの失敗の波に呑み込まれて当然だったな。でもできることは何とかしたのかも」
  • 「次の波に対しても、できる限りの対処はしたんだな。あれを全部どうにかすることは難しい」
  • 「これからは自分に見合った波乗りから初めて、まずは少しずつ力をつけていこう」

そう考えられるようになると、波に呑み込まれている状態から出られます。

波乗りが上手い人たちは、さらに乗っていく。

新型コロナで大きな被害を受けた会社のなかでも「元々、大変な状況だったのに、その上に新型コロナの波が来て追い打ちかけられた」というパターンも多いです。

Youtubeで炎上した動画は大変だったけれども。
そのあとも別の動画でさらにやや炎上した。
それでもう動画をアップすることを諦めた。

でも波乗りが上手い人は1度目の失敗した波のときから次の波に備えます。

新型コロナが流行する前から、大きな社会的変化が起きたときのために資金に余裕を持たせて準備していた。以前の大不況のときに、その準備が必要だと思っていたので。
今できることをさらに探して、新しいビジネスのチャンスを見つける。

Youtubeで炎上した。けれどもあきらめずに積極的に動画を発表し続ける。
謝るべきところには謝りつつも、今こそ自分の頑張りどきだと思って、新しいことに取り組み始める。

失敗の大波に襲われても、それをきっかけに「さらに前に進もうとする」
そうやって挑戦した人ほど「失敗の波乗り」が上達していきます。

結局、波は必ずくるものなのだと諦めている。
けれども、波が来たら乗り越えていくしかないなと波乗りをイメージする。
「波の読み方」「波の乗り方」のイメージトレーニングをすることといえるかもしれません。

「今回はどんな波なんだろう」
「どんな波の乗り方ならできそう?」と考える。

「失敗というけれども、何が失敗だったのか」
「その失敗に対して、現状で何ができるか」
「どんな準備や行動ができるのか」を振り返る。

ある程度の考える力を持っていたら、多くの人が波を乗り越えていきます。
まっすぐと波に向き合って乗り越えた人は、精神面の強さが身に付きます。

失敗の波乗りが上達したら、失敗を恐れることが少なくなる。

波乗りの上手な人ほど「こんな波に乗るのは無理でしょ」というような、大きな波を一度は経験しています。

一度大きな波を経験するとほかの波が「あれに比べると、小さな波ですね」と余裕が出てきます。

余裕が出てきたときには、いつのまにか波乗りが上達している。

大きな失敗をするのも悪くないぜ、とジョニーがいいます。