初対面の人と話すのが苦手でも簡単に話を広げられる方法。

こころの深層

こんにちは、D.Cozieです。

今日は「初対面の人と話をするとき、どう話したらいいのかわからなくて困る」。どうすれば相手と話を続けられるのかについて説明したいと思います。

雑談が苦手。初対面が苦手。

これから忘年会シーズンが始まります。今年は新型コロナの影響で忘年会は減るかと思いますが。
それでも人と集まって話をする機会は結構あるかと思います。

そんなときヤヤ内気で人付き合いが苦手な人はこんな悩みを抱えています。

「あんまり仲良くない人とどう話したらいいかわからない」
「初対面の人と、何を話せばいいのか」

いわゆる「雑談が苦手でたまらない」「人付き合いが苦手な人」
人が交流するのをできる限り避けます。

どうしても避けられないときがあります。

そして。

どうしたらいいかわからなくて「上手く話せない」を繰り返す。

どうすればいいのでしょうか。

話を続けるには段階があります。

話すのが苦手な人ほど「話を続けるには段階がある」
ということに気づいていなかったりします。

話すのが苦手な人は雑談力が高い人について。

「どんな人とも打ち解けて、話が盛り上がる」

そんな人を想像しているかもしれません。

でも実際は雑談力が高い人でも。

小さな段階を積み重ねて行って、徐々に話を盛り上げている。

「いきなり盛り上がる」のではなくて。
「徐々に、盛り上げていく」。

初対面の人と話を盛り上げる段階。

初対面の人と話をするとき「段階を積み重ねていく」のを目標にしておくと、ひとつの目安になると思います。

  • 挨拶。
  • 自己紹介。
  • あたりさわりのない話。
  • 共通点探し。
  • 共通の話題を広げる。

大体、このような段階になると思います。

初対面で何を話したらいいのかわからない。
そのときのコツは。「とりあえず相手の話題を繰り返して同じように返す」
これは英語教師のスティヴ・ソレイシイさんの方法です。

日本人は英語をしゃべるとき、初めのひと言は言えても次が続かない。
そんなときにどうするかというと「とりあえず同じこと言い返してみる」

ソレイシイさんの方法は英語だけではなくて雑談にも使えます。

たとえば。

「お元気ですか」
「元気です。そちらはいかがですが」
「元気です」

これだけで、話の始まります。挨拶はこれで充分です。
話すための第一段階が終わります。

では第二段階。
自己紹介に入ります。

「最近お仕事どうですか」
「ちょっと忙しくて」
「どのようなお仕事を?」
「ネット関連の仕事で」
「それで忙しい」

これが自己紹介です。
普段何をしているかを話す。それだけで自己紹介になります。

実はこれは先ほどの挨拶の応用です。
「元気ですか?」の代わりに「仕事は?」と言い換えただけです。

これも繰り返してみる。

「お仕事はどうですか?どんなお仕事ですか」

次に共通点を探します。
先ほどの仕事の続きで。

「私の仕事は営業で。最近は外に出るのが減りました」
「お忙しいですか?」(←同じことの言い換え)
「それでも忙しいですね」

ここまでで話を広げる基礎まで来ました。
ここまで話ができたら、もうあとは話を広げるだけです。

共通の話題を広げていく。

話を広げるのも簡単な方法から試す。
そのためにちょっとだけ質問します。

先ほどの話だと。
「それでも忙しいですね」
「それでも?」
「はい、問い合わせが多くて」
「問い合わせって?」

ちょっとだけ質問をすると話が徐々に広がっていく。
話を広げた後に。

「私も仕事が忙しくて」

と共通の話題を話すことができます。

たったこれだけ。

初対面の人と話をするのが苦手だという人ほど、大きな質問をしがちです。

「それでも忙しいですね」
「それは会社の方針ですか?休みたいと言えない会社なんですか」

このような大きな質問をすると話が続きません。
質問をするときはとにかく。

相手が話している内容を繰り返す。それにちょっとだけ質問を加える。

そうすると相手も話しやすい。

これはとても大切なコツです。

話すのが苦手な人でも話を広げられる技術。

小さな段階を積み重ねて話を広げていく。
雑談力をあげるのは、これが大切です。

「話すのが苦手なのは対人不安が強いからだ」
気持ちを切り替えようとするアプローチもあります。
それも大事なんですけれども。

対人不安が減ったとしても、どうすれば相手と上手く話せるのか。
それを知らなければ実際に話すことができません。

なので雑談力を育てるには。

  • 「まずどう話せばいいのかスキルを身に着ける」
  • 「あとは実践を重ねていく」
  • 「するといつのまにか、雑談ができるようになっている」

このようなアプローチもあります。

「相手とは上手く話すのだけれども。対人不安が強い」人もいます。
そんな人は話す技術が高いのだと思います。

まずは徐々に段階を重ねるのが大切です。