大きな変化が起きたとしても、致命傷を負わずに生き残る人の特徴。

カウンセリング

こんにちは、D.Cozieです。

今日は「大きな変化が起きた後でも、なんとか生き残ってきた人たちの特徴」を話したいと思います。

大きな変化に対応できた人、できなかった人。

今年も残り2か月ほどです。
今年ほど大きな変化が起きた年はないかと思います。ここ数年間で。
新型コロナが社会全体に大きな影響を与えた。

こういった大変な状況になると、こころにストレスがかかります。
どうやったらマイナスの状況でも、致命傷を負わずに生き抜くか。

カウンセラーとして、今までいろんな変化に耐え抜いてきた人たちとの話を思い出します。

カウンセリングに来る人たちの人生

カウンセリングで関わる方々は、人生のなかで色々な経験をされてきます。
事件や事故に直接あった人は実は案外少ない。
けれども育った家庭環境や生活状況で「なんでそんな目に遭ってしまったのか」という人がかなり多い。

いわゆるいじめや虐待だけでなく、離婚や経済的な事情で大変な生活だった、など。

悩んでいる本人たちも、自分では全く説明がつかないような「偶然に起きた大変なこと」を経験(しかも複数回)する人生を送ってきた人も多い。

そういった変化を乗り切った人が人生で困難にあったとき。

  • なんとか乗り切っていく。
  • 乗り切れずに、倒れてしまう人。

この二つのパターンにわかれます。

乗り切れずに倒れてしまう。身動きが取れなくなる人。

まず乗り切れずに倒れてしまう人。
倒れるまではいかないけど、かなり落ち込む人。

このような気持ちになるタイプの人は、大変なことが起きたとき。

「私には乗り切れない」と諦めます。

それまでの人生の中で大変なことがあったけれども、生き残ってきた。
だから今まで生きているのですが。でも大変なことが起きたらとりあえず

「私は乗り切れない」と諦める。

このパターンの人ほど、何度も何度も繰り返し、辛い目に遭う。
そういう傾向があります。

困難を乗り切ってきた人のパターン。

では乗り切った人たちはどのようなパターンでしょうか。

乗り切った人は「なぜかいつも諦めない」。

大変な経験を積み重ねてきた人生を送っていた人。
それでも「乗り越えて成長してきた人」というのは。

失敗や苦しい立場に陥ることになっても、なぜか諦めない。

当然ながら大変な経験をするので傷つくし、気持ちも落ち込む。
どうしたらよいのかわからないほど、気持ちが行き詰まる。

でも結局は。

「自分の人生を諦めない」

そういうタイプの人が多い。

私の印象ですが、なぜか諦めない人ほど年齢を重ねても元気です。

このタイプの違いはどこから出てくるのでしょうか。

このことだけは知っている、たった1つの違い。

諦めない人たちに共通することは、たった1つ、これではないかと思います。

「状況はかならず変わる」

どんな酷い大変な状況であっても、かならず変化が起きる。
それは良い変化か、悪い変化かは予想できなくても。

とりあえず今の状況が「全く同じまま変わらない」ことはない。
かならず「どこか小さな変化が必ず起きる」。

これを本能的に知っているようです。

実は「全く変わらない」と思っていのは、その人の思い込み。
どんな状況であっても、かならず少しずつ変化している。

変化するかもしれない。
できたら、その変化を良い方向に持って行きたいと願っている。

そう思える人たちは苦難を耐えつつも、やがて乗り越えていくようです。

二つのパターンの人たち。

苦しい人生を送ってきた人たちのなかで、「もうどうにもならないんだ」と思って、状況に身を任せながら生きているパターン。それも仕方ないのではと思ったりします。

希望も持てなくなるぐらい、たいへんな人生を送ってきたのですし。

私はカウンセラーという職業をしているおかげで、本当にどうにもならないような状況からも、どうにか生き抜いて、最終的には大きな成長をしている人たちと出会います。

たいていそういう人たちは、自分の過去を語ることは少ないので。
「そんなの実際には起こり得ないでしょ」という意見も多いのですが。

本当に、つらい状況を生き抜いたあと大きく成長する方がいます。

前が見えなくなっているとき。「お先真っ暗だ」と思っているとき。
気持ちとしては「永遠にこの状況が続くのでは?」と思うかもしれません。

でもそれは「気持ちがそう思わせているだけ」の可能性もある。

現実は常に変化していっている。
そして自分のこころも「常に変化しようとしている」。

変化はある。

苦しい状況を乗り切ための智恵だと思います。