こんにちは、D.Cozieです。
今日は「大きな失敗を乗り越えた人が実践していた3つのこと」を話したいと思います。
失敗しても立ち直る人がいる。
カウンセリングでは人生で大きな失敗を経験した人と会います。
受験に失敗した、仕事を辞めた、大切な人と別れてしまった。
どうやって立ち直ったらいいかわからない。お先まっ暗だ。
ひどい情況にいる人たちとカウンセラーは出会います。
失敗が大きすぎてどうにもならない。身動きとれない。
そんな情況でも立ち直っていく人たちがいます。しかも結構たくさんいる。
どのように立ち直っていったのか。ポイントを整理してみました。
失敗を乗り越えるために必要なポイント。
失敗を乗り越えるときに何を大切にしていたか。3つの要点をあげます。
- 相談相手を見つける。
- 顔を上げて前を向く。動けるときには行動する。
- 自分に嘘をつかない。ごまかさないで素直になる。
この3つだけです。
とりあえずこの3つが揃っていたら、乗り越えられる可能性が高いです。
相談相手を見つける。
大きな失敗をすると、どうしても人との関わりを避けたくなります。
家族や友人、信頼していたはずの仲間。
そういった人たちと関わるのさえ面倒になります。
- 相手に責められるかもしれない。
- バカにされるかもしれない。
- 騙されるかもしれない。
- 自分の気持ちを理解してもらえないだろう。
- これ以上、傷つくのは嫌だ。
いろいろな思いが出てきて、人間関係を避けます。
でも乗り越えた人の多くは「自分が失敗してどうにもならない情況でも相談相手がいた」。
自分を理解してくれないし、誤解もしたりする。
それでも、とにかく話を聞いてくれた。自分のために時間を作ってくれた人。
失敗を乗り越えるとき、全く孤立した情況で乗り越えるのはほぼ不可能に近い。
他人が直接、助けてくれなくてもいいので。とにかく誰かが相談に乗ってくれる人がいる。
孤立を避けることができるというのは、大きなプラスです。
孤立すると考えも偏りがちですし、行動範囲も狭くなる。
始めはしんどい情況でも誰かいると、ちょっとだけ世界が広がる。
ちょっとした世界の広がりが行き詰まった情況を楽にします。
顔を上げて前を向く。動けるときには行動する。
失敗したときは前を向くことがなかなかできません。
前を向いても暗闇しかみえないと思います。
でも暗闇は待っているだけでは晴れません。
下を向いても影しかみえません。
自分の悪いところ、失敗したところをどれだけ考えても答えは出ません。
暗闇から抜け出そうと進んだとき、光を灯したときに暗闇が晴れます。
どうすれば良いかが思いつくのは顔をあげたときだけです。
このあたりが3つの条件で一番難しいのではと思います。
しんどいときにどうすればいいか先を向く。
たとえば仕事もない、収入もない、うつっぽくて動けない。
そんなときに前を向くって難しい。
それでも何とか顔をあげて「必ず良い変化がくる」と思い続けられる人。
そんな人には案外、良い仕事が急に入ってきたりします。
とりあえずまず顔をあげる。
顔を上げると次にどう動けばいいかが見つかります。
そして暗闇のなかをとりあえず前に進む。
すると暗闇を抜けるのです。
自分に嘘をつかない。ごまかさないで素直になる。
大きな失敗をしたときは自信をなくします。
自分自身をいちばん信頼できなくなります。
自分がやってきたことが失敗する前よりも、目立ってみえたりします。
- あのときごまかしていたな。
- 悪いと思っていたけども無視してたな。
- ちょっと嘘があったな。
自分の嫌な面がモノスゴクみえてきます。
でも失敗したときは、それでしかたないと思います。
そのときの自分はそうするしかできなかった、だから失敗した。
今度は別の生き方を考えていかないといけない。
大きな失敗は生き方を変えるきっかけになります。
失敗したときは結局、最終的に頼ることができるのは「自分自身」だけ。
「自分自身でなんとかしない」と情況を抜け出せません。
嘘をついたり、ごまかしたりしている自分自身を信じるのは難しい。
本当に自分自身を信じるためには「だれになんといわれようとも私はコレを信じてやってきたんだ」
自分のこころの底から思っている「自分の信念への信頼」を取り戻す必要があります
そのためには、自分の素直な気持ちをとにかく認める。
「こんなの嫌だ、二度とやりたくない」という思いが浮かんでいても。
「本当は上手くいくのだったら、もう一度あのときに戻りたい」
本音があるかもしれない。
その本音を大切にして「じゃあ、どうしていけばいいのだろう」と考え始めると成功です。
炎上しても乗り越えられた人たち。
人生で大きな失敗をしたけれども、乗り越えた人たちをみると、今回あげた3つがあてはまります。
たとえばYoutuberで炎上したあと復活した人たちをみても、この3つがあてはまります。
大きな失敗をしてカウンセリングに来られた方との共通点があると私は思います。
失敗してもこの3つがあると「何とか乗り越られる」可能性が高まります。
大きな失敗をしたあとで身動きがとれなくなっているとき、この3つを振り返ってみてください。
あてはまらなければ、そのうち1つでもいいから試してみる。
情況が変わるかもしれません。
もし3つともできているというのであれば。失敗から抜け出す可能性は高いので、今の取り組みを続けてください。
実際にカウンセリングをするなかで、相談者の方から私が教えていただいた生きる智恵です。