こんにちは、D.Cozieです。
今日は「空気を読むのが苦手な人に良く起こる勘違い。これを変えるには」の話をしたいと思います。
他人のこころを読むのが下手だといわれている人たち。
他人のこころを読むのが苦手な人、空気が読めない人。
こころを読むのが苦手な人たちのカウンセリングをすると、こんな話を聞きます。
「相手がなんで意見を言わないのかがわからない」
こころを読むのが苦手な人が「いわれているのではなく」。
こころを読むのが苦手な人が相手に対して思っている。
「なんで意見をいわないの?」
空気が読めないといわれる人たちが苦手なのは。
「言葉に出してないことを、どうやって理解するの?」
「そんなの不可能でしょ」といいます。
空気を読むって結構、難しい?
相手の空気をどうやって読んでいるのか?これを説明しようとすると、かなり難しい。
空気を読むのが得意な人は「何も考えずにいつのまにかできている」
でも、空気を読むのが苦手な人は、「どうやって空気を読んでいるのか」がわからない。
さらに「そんなこと説明しないでもいいでしょ」ということもわからない。
「できる限り全部説明してくれないとわからないよ!!」
本人は困っているのです。
空気を読むというのは、とくに会議や話し合いのときに求められる能力です。(日本特有の文化?かもしれませんが)
- 相手が言おうとしていることを、「空気を読んで察知する」
- 議題に対して「なんとなくみんなが求めている答え」を空気を呼んで察知する。
- そして「できる限り、みんなが納得するような意見に合わせる」
空気が読めない人は、このあたりが全部苦手です。
- 「何か思っているなら、意見をいってよ」
- 「始めから答えがあるなら、議題にわざわざあげるなよ」
- 「みんなって誰? 自分の意見はないの?」
そして、一人だけ違う意見を主張して場をしらけさせる。
みんなに「オマエは空気が読めないやつだな」と批判される。
空気が読めない行動をする人の多くが「この人は発達障害!」といわれてしまうのが現状。これは大きな問題ではと思っています。発達障害じゃない人も実は多い。
空気が読めない人たちが体験する混乱の状況です。
空気が読めないときには宣言しておく。
「なんで意見をいわないのか」
「言葉に出していないことどうやって理解するか」
こういう質問をされたときに、きちんと説明することが大切です。
「あなたとは違う考え方をもって、生きている人たちがいる」
空気を読めない人たちは、これを聞くと「えーっ!?」と驚きます。
他人が自分とは違う考えや価値判断をして行動する。
まず、ここに気付けていない人もおられます。
さらに。
「はっきりとした自分の意見を持たずに、まわりの意見に合わせていくだけで生きている人もいる」
「えーっ!?」ともう一度,驚かれます。空気が読めない人たちから。
「はっきりとした自分の意見を持たない。そんな人が存在するの?」といわれます。
カウンセリングでは、具体的な例を探して説明します。
「食事にいったとき、何を食べたらいいの?と聞いたら、なんでもいいよという人いますよね。
実際に店に入っても、別になんでもよかったみたいで。何にする?かと聞くと、とりあえずおすすめか、他の人と同じものを頼む人」
「あれ、私には信じられなんですよ。理解不明」
「でもそうやって生活している人がいます。それで本人は悩んでいないでしょ」
「確かに私ほど悩んでないと思う。意見がない人なんているんですか」
「はい、います」
少しはっきりとした言い方でいいます。
明確な言い方であると空気の読めない人たちは「そんな現実があるんだ」と少し意見を受け入れます。
意見がない人であっても詳しく聞くと、いろいろ考えていたり意見を持っていたりしますが。
この場合は空気の読めない人に「相手が自分とは違う思考を持っている」のを理解してもらうために、あえて簡潔に伝えます。
空気を読めない人でも、なんとなく空気がわかるようになる。
空気が読めない人は一生涯、同じまま?
そんなことはありません。「空気」を「経験し続ける」と読めるようになります。
空気を読む能力はそんなに高くないかもしれない。でも「経験を積み重ねていく」と「このときはこうしたらいいんだ」とわかるようになる。
- 「このときにはこうするといいかもしれない」
- 「この言動に対して、一般的にはこう考えるかもしれない」
具体的な内容を教えていきます。
正確に、しかも具体的に教えていくと、少しずつ考え方が変わってきます。
まずは。
- 自分とは違う考えを持って行動している人がいると知ってもらう。
- 具体的に何が起こっているのか、どうすればいいかを教える。
これを積み重ねていると、空気の読めない人の「え?なぜそんなことをするの?」そういう行動が少しずつ減っていきます。