悩み解決なんかしないで放置しておきたい人がほとんど。

こころの深層

こんにちは、D.Cozieです。

今日は「悩み事を解決したくない人がほとんど」という話をします。

悩んでいても、悩みは解決したくない。

私は「こころの悩みを抱えている人」に会うのが仕事です。
でもカウンセリングを受ける人って「ものすごく少ない!」

どういうことかというと。
私は「こころの悩みを抱えている人」のこころの状態を心理検査で調べたりするのですが。

「悩みなんてほっておけばよくなる」

そう考えている人がとても多いです。

これって結構、こちらの立場としては微妙な気持ちになります。

たしかに「多くの悩みはほっておけば良くなる」
という気持ちも分からないでもない。

事実としても悩み事の多くは時間が解決してくれます。
でも、こころの悩みの場合、解決に工夫が必要な場合があります。

同じ悩みが何度も押し寄せるタイプの人。

同じような悩みに、いつも悩まされている人がいます。

  • 「私はいつも人付き合いで失敗する」
  • 「仕事や家事ができなくて自分を追いつめる」
  • 「気分の波が激しくて自分でも嫌になる」

同じような悩みを繰り返していても。

「とりあえず時間が経てば収まる」
結局は根本的に解決せずに放置する。

でも。

「私の人生、なんど同じ悩みに直面しているの!」

そんな状態に陥っている人もいます。

悩みにはいくつか種類があります。大きく分けると。

  • その時だけの悩みで時間が解決してくれること。
  • 慢性的な悩みで、時間をあけて繰り返し襲ってくること。

待っていれば治まるのは「その時だけの悩み」です。
でも「慢性的な悩み」は放置していても、なかなか解決しません。

それなのに。

慢性的な悩みでも「解決すると思って放置する人」がとても多い!

悩み事を解決するのは面倒、と思っている。

繰り返している悩みって、解決するのが面倒という気持ちになりやすい。

気持ちのどこかで。

「どうせいつものことだし」

そうやってあきらめの気分が入っている。

だから悩み事が出てきても、始めから解決をしようとしない。

それどころか「解決することにエネルギーを掛けるのは面倒!」

さらに「解決できるかわからない。そんな不安な気持ちになるぐらいなら、いつも通り悩んでいる方がいい

こんなタイプの人も結構いるんですよね。

このあたり、仕事をしている人なら想像しやすいかもしれません。なかなか変わらない上司や会社の方針。変化というリスクよりも慢性的な経営不振を選ぶ経営者もいます。

悩みの解決は、悩み事と向き合ったときから始まる。つまり放置しない。

こころの悩みを抱えている人で、慢性的な悩みに襲われている人。
そういった人のなかでも、本当に自分の悩みを解決しようとする人は少数です。

でも「自分の悩みを解決したい」と思って、悩みと向き合い始めたとき。
「悩み解決への一歩」が始まります。

「悩み解決への一歩」を進み始めた人ほど、不思議ですが

「どうすれば悩み解決ができるのか解決の糸口

みえてくるようになります。
(解決への一歩を進めていない人には見えない)

「悩みを解決しよう」と動き始めるまでにエネルギーが一番かかります。

動き出してしまえば、さらに進むのは簡単です。

とにかく「初めの第一歩」が大切です。