こんにちは、D.Cozieです。今日は「私が気にしてしまうことと、他人は気にならないこと」について話したいと思います。
返信がないと不安になってたまらなくなる人。
「メッセージ送ったのに返事がもらえなかった」とき、こんな反応をする人がいます。
ある人にとっては「忙しかったんでしょ」
ある人にとっては「どうしよう、私は嫌われているかもしれない。何か悪ことしたかな、私」
同じ出来事なのに、こころの反応が全く違います。悩む人もいれば悩まない人もいる。
悩み事って不思議なのですが、その人の「こころの傾向」をものすごく表します。
返事がなくても気にならない人には「返事がない」はどうでもよいこと。
返事がないと気になる人にとっては「返事がない」のはとっても大きな課題。
こころの傾向からみると、悩み事とは「その人のこころが成長する課題」といえます。
どんな課題かというと。
返事がこないことが悩み事になる人。
- 普段から他人に嫌われていないか気になる。
- 自分に自信がない部分がある。
- 相手にすごく求めてしまう傾向がある。
悩みとして出てきた課題は、自分で取り組んで解決しないと、悩みがずっと残る。
でも言い換えると。
悩みを解決できる可能性を、常に悩む人自身が持っている!
悩みに対する自己修復作用です。
悩みの自己修復作用は自分を強くする。
悩みがなかなか解決しないときは、この自己修復作用が上手く働いていないことがほとんどです。
多くの場合は「解決する力は備えている」のですが、まだ解決への過程が気付くほどには進んでいない。
カウンセリングでは相談者の自己修復作用を高めるのが目標です。
そのためには、
- どの部分で行き詰まっているか。
- 行き詰まりを取り除くにはどうすればいいか。
- 詰まりがとれたら、そのあとどうやって悩まずに済むようになるか。
これを必死になって探します。
自己修復作用が出てくれば支えます。
そのために、とにかく沢山、語る内容に耳を傾けます。
「返事がこなかった人はどんな人?」
「今日が初めて? それとも良くある?
「返事がないのは、その人だけ?他の人は?」
耳を傾けるほど次々と疑問が出てくるので。
そのなかから少しずつ確かめたりします。
行き詰まっている部分について、
いろんな思いや感情、事実関係なども整理していく。
カウンセラーと相談者が一緒になって確認していると、
どこで詰まっていたのかがわかってくる。
するといつのまにか、詰まりがとれている。
一度詰まりが取れると、「次からはこうやってすればいいんだ!」
とわかるようになる。こころの風通しが良くなります。
すると同じような悩みが出て来ても対処できるようになる。
それが「こころの成長」につながるのです。
もともと備わっている自己修復能力
こういった気持ちの行き詰まりを無くして流す。
この働きはもともと、こころに備わっていると私は思います。
それが何かの理由で、上手く働かなくなっている。
「返事がなくて不安だ」
という気持ちのときも「どこかが詰まって、その気持ちを流せない状態」
しっかりと詰まりを治していくと「ああ、別に気にしなくていいかも」
そのような気持ちになれる場合も出て来るでしょう。