こんにちは、D.Cozieです。
今日は「カウンセラーもカウンセリングを受ける!」について話したいと思います。
カウセリングを実際に受けてみると。
カウンセラーになっている人でも、カウンセリングを受けたことがない人もいます。
でも正直なところ、カウンセリングを受けるってどのような体験?。
それは「自分も実際にカウンセリングを受けてみないとわからない」と思います。
実際に受けてみたらわかるのは。
- カウンセリングを受けるのは結構勇気がいる。
- 毎回、カウンセリングルームに行く前に少し緊張する。
- 何を話したらいいのだろうかと、前日に考える。
- 生活していても「このことはカウンセラーに話そうか」と思ったりする。
そういった体験です。
しかも、カウンセリングを受けている最中は。
「自分が変わっているのかどうかよくわからない」
けれども、なぜか途中では、「辞めようとは思わない!」
それがカウンセリングです。
カウンセラーがカウンセリングを受けるとき。
カウンセラーが訓練のためにカウンセリングを受けることを教育分析といいます。
カウンセリングを受けてみて、カウンセラー自身も自分のこころについて振りかえります。
なぜそうするかというと。
ひとつは先程いったようにカウンセリングを体験する。
もうひとつは、(こちらがものすごく大切!!)
カウンセラー自身のこころの問題をある程度解決しておかないと、
相談に来た人に対して悪影響を与えることがある。
この二つです。
こころの問題を解決しておかないと起こること。
来た人の話を聞きながら「自分の問題か相手の問題かわからなくなる」
どういうことかというと。
カウンセラー自身が家族関係の問題を抱えていたとします。
そこに「家族関係の問題を抱えた相談者」が来るとします。
するとカウンセラーは相談者の話を聞きながら、
「親との関係が悪いっていう話だけども。私も親と関係が悪いから。
こんな話、落ち着いて聞いていられない!」となります。
相手の話を聞いているうちに、自分自身の課題が湧き上がってくるのです。
そうなると、落ち着いてカウンセリングをできなくなる。
結果として、いろんな問題がでてきたりします。
こういった事態を避けるためにも、カウンセラー自身もある程度、
自分の問題を解決しておく必要がある。なので教育分析を受けるのです。
カウンセラーを目指す人がカウンセリングを受けると。
カウンセラーを目指していた人が教育分析を受ける。
すると自分の問題が解決してきた結果として。
「やっぱり、私はカウンセラーになるのを辞めておきます」という人もいます。
それも選択のひとつです。
教育分析を受けると、カウンセラー自身の抱えている問題が全部解決するわけではありません。
でも、自分自身のこころの問題に振り回されることが少なくなります。
問題が出てきても、ある程度「こうすればいいかな」と冷静に対処できます。
カウンセラーは自分の問題を扱える程度にしか、相手のこころを扱えない。
それを知っていると、自己研鑽を欠かせません。