自分を許すという究極の悩み解決法だけど。たぶん難しい。

カウンセリング

こんにちは、D.Cozieです。

今日は「自分を許すのって言うのは簡単だけど、難しいのではないか?」
について考えたいと思います。

自分責めずに、自分を許してというアドバイス。

よくこのようなアドバイスを聞きます。
「そんなに自分を責めないで。自分を許してあげて」

  • こころが辛い。
  • 気分が落ち込んでいる。
  • 自分はダメだ。失敗ばかりだ。
  • 自分には価値がないんだ。

そんな思いになっている人に、よくかけられるアドバイス。
「自分を許してあげて」

「自分を許す」

これって「めちゃくちゃ難しい」ことではないでしょうか。
正直、私も「自分を許してください」と言ってしまうことがあるのですが。
本当に自分を許せるようになるのって、ものすごく難しい。

だれかに「許してくださいね」といわれたぐらいでは、
どうにもならないことがほとんどです。

ではどうすればいいのか。
それについて考えてみました。

許すよりも、まず何を許せないのかを知る。

「自分を許せない」と思っているとき。

まず何を許せないのか、具体的に考えてみます。

  • 仕事が遅い。
  • 人付き合いが下手。
  • 自分の性格が悪い。

自分に対するマイナスの評価がたくさん出てくると思います。

それをどうすれば「許す」につながるのでしょうか。

それは。
「それって自分が思い込んでいるだけじゃないの?」
ということに気づいたときだと私は思っています。

たとえば。
「仕事が遅い」と自分で思い込んでいるとき。
こころの中では「自分は仕事が全くできていない」
「みんなから悪い評価を受けているだろう」
という考えがあるかもしれません。

でもそれは「自分の思い込み」である可能性があります。

もし少し勇気が出るのであれば、職場でほかの人に尋ねてみてください。
もしくは信頼できる友人に尋ねてみるのもひとつです。

「私って自分の出来が悪いと思っているのだけど。どうかな」

意外な答えが返ってくるかもしれません。

「そんなに仕事ができていないわけじゃない」
人によっては。
「というか、仕事がんばってるんじゃない?」

自分の評価と全く違う意見が返ってくるかもしれません。

始めはそういった「他人の肯定的な評価」を受け入れられないかもしれません。
「私に気をつかって、いっているだけだ」と。

でも「自分が思っているほど、私は悪い人間ではないかもしれない」
という事実が積み重なってくると。

「なぜ私はあんなに自分を責めていたのだろう」
そんな疑問が生まれてくる瞬間があります。

そして。

「こんなに自分を責めなくてもいいのでは」

少しずつ自分を許し始めます。

許しは絶対に必要なわけではない。

「絶対に自分を許せない」
「許すことなんて必要がない」
そう思う方もいるでしょう。

そういう方はたぶん「許す必要がない」
というよりも「許さない方が、自分のためになる」のかもしれません。

「絶対に自分を許さないといけない」
それも思い込みのひとつかもしれません。

思い込みがあるほど、こころはしばられて、身動きが取れにくくなります。

そうなると結局は。

「許すとか許さないとか、どうでもいいかもしれない」

自分の評価について、そんなにこだわらなくなるのが理想かもしれません。