こんにちは、D.Cozieです。
今日は「初めてカウンセリングを受けにくるときは、どんなとき?」について話したいと思います。
カウンセリングを受けようという気持ちが生まれるとき。
正直に言いますと。
カウンセリングって受けにくいですよね。まだまだ。
外国のドラマや映画、とくにアメリカの作品だと、結構、カウンセリングを受けるシーンって出てきますよね。
「ちょっと悩んでるの。それで最近カウンセリング受けていてさ」
のような感じで。
でも、日本では見ることが少ないです。
もし出てきたとしても大抵は。
「めちゃくちゃ、優しくて何でも聞いてくれそうな穏やかな人」
または。
「結構厳しくて、ガツガツっとアドバイスをする人」
こんなタイプのカウンセラーがよく登場します。
私個人としては。
「ホンマは、こんなんじゃないんだけどなー」といつも思います。
というか、「これは本物そっくり!」というカウンセラーを日本の作品でみたことは、
実は1回もありません。大体、偽物っぽい。
でも、そんな「偽物っぽいカウンセラー」のイメージがあふれているのに、
実際にはカウンセリングに来てくださる人たちがいる。
それって、どんな状態のときに来るのだろうかと思います。
カウンセリングを初めて受けるとき。
初めてカウンセリングを受けるためにやってきた人。
そのような人たちが、なぜ受けようと思ったのか、大抵は似たような状況があります。
1.悩みを抱えている。
2.すでにほかの人に悩みの相談をしている。
3.悩みの相談をしたけれども、なかなか解決しない。
4.とにかく、どうにかして悩みを軽くしたい。
5.身近にカウンセリングを受けられる場所があった。
もしくはカウンセリングがあると知った。
大体このパターンです。
なので案外、
「カウンセリングってどんなことをするの?」
「カウンセラーってどんな人?」
それを知らなかったりします。
前もって、カウンセリングがどのようなものかを知っていて受けに来る人は、
実際にはものすごく少ない。
だけれど。
「とにかく今までの方法とは違うアプローチで悩みの解決をしたい!」
という人が来られます。
カウンセラーはどのようにカウンセリングを始めるのか。
では初めて来た人に対して、カウンセラーはどのように対応するのか。
まずは、
ほかに相談をしたことがあるか。
カウンセリングを受けたことがあるか。
どうしてカウンセリングに来たのかという経緯。
これはかならず聞きます。
カウンセリングを受けたことがある人は、カウンセリングがどのようなものか、というイメージが大抵はできています。
初めての人については、カウンセリングとは何かについて説明します。
でも説明する前に「どのような悩みで来た?」を確認します。
ひととおり話を聞いたあと、
「その悩みについては、カウンセリングではこのようなことができると思う」
説明します。
場合によっては「それはカウンセリングよりも、別の相談先に行った方が良いかも」
説明する場合もあります。
そうなると。
「とりあえず、まずは悩みをどうしたらいいか現状確認!」
そこからカウンセリングが始まるので。
「ひたすら優しく聞く!」とか。
「ガツガツアドバイスする」とか。
そんなの、とりあえず始まった時点では。
「ありえない!!!」私の場合ですが。
初めてカウンセリングを受けた人には1回で終わる人も多い。
ある程度、悩み事を話して、カウンセラーに聴いてもらった。
とりあえず現実的に、まだできることがありそう。
それで満足して帰っていく方もおられます。
当然、カウンセリングを続けないで1回だけで終了。
カウンセリングが必要ない人もいる。そんな人には無理に勧めない。
これもカウンセラーの仕事です。
でも「ホント、この方にはカウンセリングが必要だな」
そう判断したとき。つまり。
「悩みの解決には、こころが変わらなければどうにもならないのでは?」
相談に来た本人と相談して、カウンセリングを続けてはと提案します。
それでも。
「今日は話を聞いてもらってよかったです。なのでカウンセリングはやめておきます」
そうおっしゃるときには無理強いしません。
カウンセリングで出来ることは実際は少ない。
カウンセリングを受けに来るとき。
それは「自分の問題を自分で解決できるか不安。自信がない」
という状態かもしれません。
そうなるとカウンセリングで目指すのは。
「自分の問題を自分で解決できるようになる。それぐらいの自信を持てる」
それぐらい、こころが成長するのをサポートすることだと思います。
カウンセリングで何でも悩みを解決できるわけではない。
そういう意味ではカウンセリングはできることが案外少ない。
でも「自分の問題を解決できるように、こころを成長させるサポート」
それをしてくれるという意味では、カウンセリングが役立つと思います。