こんにちは、D.Cozieです。
今日は「うつ傾向の人の気晴らし」について話したいと思います。
始めに。ここでいう「うつ傾向とは?」
まず話す前に、うつといっても、いろんなタイプの方がいます。
ここで話すのは。
「何か気晴らしをしたいけど、しっくりくるのが思いつかない」
「でも、気分がなんとなくすっきりしない。大きな悩みがあるわけではないけど」
というタイプの人です。
こういった人は、大きなうつ状態になって仕事を休んだりするわけではないけど。
なんとなく気分が優れないときと、気分がいいときがある。
そんな緩い波を繰り返していることが多いです。
仕事をしているときには、まわりに密かに気をつかっている。
大きな失敗はしないように、まじめに働くのが好き。
そんなタイプの人です。
ひとことでいうと、マジメでまわりに気をつかっている人。
だから気晴らしをするには、できたら独りで過ごしたい。
気晴らしも、きちんとしようとする。
まじめでまわりに気をつかっているタイプのうつ傾向の人。
自分の気晴らしをするときも。
「きちんと気晴らしをしないと」と考えてしまいます。
「運動不足だから、気晴らしに運動をしないと」
「勉強不足だから、気晴らしに勉強をしないと」
気晴らしというよりも、
「自分はコレができていないから、もっとできるようにしないと」
それで何をするのか決めるのです。
「自分に足りない部分をもっと鍛えなければ」
自己評価がマイナスの部分から始めるのです。
そういうタイプの人ですと、
たとえば「今日は疲れているのでトレーニングジムを休む」
というときも。
「休んでしまうなんて。自分は出来が悪いな」
と自己評価を下げます。
すると、いつのまにか自己評価がどんどん下がっていく。
そういった気分の落ち込みを繰り返します。
自己評価に影響をあまり与えない気晴らし。
ではどうすれば自己評価を下げずに氣晴らしができるのでしょうか。
それは。
いろんな気晴らしを用意しておく。
「中途半端な多趣味」
これができると楽になります。
ひとつの趣味に集中すると。
どうしても「上達しないと」「もっと詳しくならないと」
まじめに取り組んでしまいます。気晴らしなのに。
でも「多趣味の状態」、つまり何にも練習しなくていい状態。
「こうしないといけない」という目標を持たない趣味です。
- 近所に新しいカフェができたから行ってみよう。
- とりあえず本屋に行って何か買ってみようかな。
- ひさしぶりに映画でもみようか。
「絶対にこれをしないといけない!」
という目標ではなくて。
なんとくなくでかけて、なんとなく過ごして帰ってくる。
そういうユルイ目標を持って過ごすのが、とてもいい。
そして、思いついたり気になったりしているのであれば、
「取り合えず様子を見にいってみる」
という行動も大切です。
そして「できる限り自分のペースで動く」
誰かと比べずに「自分だけで密かに楽しむ」
これが大事です。
マイペースな気晴らしをしている人を非難しないでほしい。
休みの日に街を歩いていて。
こういった人をみかけたことはないでしょうか。
ふらふらっとひとりで店に入ってきたかと思うと、
とくに買い物をするわけでもなさそう。
とりあえず目についた商品をみたり。
そして、一応、挨拶するなりして、店をすーっと出ていく。
店員からは「なんだろ、この人」と思うかもしれませんが。
その人にとっては「とっても素晴らしい気晴らしの時間」を
過ごしているのです。
店員さんに話しかけたり、商品を買う決断をするのはしんどい。
でも、いろんな商品を見て回るのは面白い。
これって「自分のペースで自分で密かに楽しむ」気晴らしの代表なんですね。
案外そういう人は、普段の仕事や生活では、まわりに気をつかって暮らしていたりします。
まじめにならない気晴らし。
今日はうつの人の気晴らしについて話しました。
どんな気晴らしがいいか、まとめると。
「絶対こうしないといけない!」ことは気晴らしにならない。
なんとなく思いついて、なんとなく気持ちが乗ること。
そして、いつでも簡単に途中で辞められること。
そういったことが、こころの状態にとって、
良い気晴らしになると思います。
結局は、楽に続けられるのが大切です。