なぜ、カウンセリングは1対1で話すのか? 二人っきりで話し合う秘密。

カウンセリング

こんにちは、D.Cozieです。

今日は「なぜカウンセリングは1対1でするの?」という疑問に答えたいと思います。

カウンセリングって、どのように行われるかと考えたとき、まずはカウンセラーと相談者が1対1で話す場面を想像するかもしれません。

二人きりで話す。一体なぜなのでしょうか。
(とくにこころの深層探ります系のカウンセリングの場合)

これはカウンセリングによって、どうなることを目指すか、ということと深く関わっています。

(ちなみに1対1以外のカウンセリングもあるので。それについてはあとでちょっと説明します)

1対1のカウンセリングの目的とは?

1対1でするカウンセリングの目的をひとことでまとめると。

ほかの誰とも比べられない「自分だけの個性に気づくこと」

たったこれだけだと私は思います。
つまり、悩みを解決するのが目的ではないんですね。

なぜ悩みの解決が目的にならないかというと、
「その人の悩みの中には、その人にしか悩めない個性が詰まっている」
他の人だったら悩まないような内容。
他の人だったら出会わない悩みの原因。
それが「深い悩み」にはかならず含まれているんですね。

「他の人だったら無いようなこと」
これが「個性」なんです。

その「個性」をどうやって自分で磨いていくか。
それがカウンセリングで目指すことなんですね。

そうなると、どうしてもカウンセリングですることは。
「相談に来た人が、自分自身のこころを深く見つめる」

そのための「一人で向き合える時間」になるので。
1対1のカウンセリングになります。

でも「自分自身だけで一人で内面に向き合う」というのはなかなか難しい。

向き合っているうちに、別のこと(今晩何を食べようかな?)を考えてしまったりするので。だれかと一緒になって「一人で向き合う」と、集中して取り組めるんですよね。

だから、カウンセラーがそこにいる。
カウンセラーは、相談者が「自分一人で向き合える」のをサポートするのです。

1対1以外のカウンセリングは?

カウンセリングにも色々あります。

カップルカウンセリング。
グループカウンセリング。

1対1ではないカウンセリングはあります。
それぞれ、カウンセリングの背景となる考えが違っていて。

たとえば、カップル同士のやりとりのなかで、どんなことがおこっているのかを明らかにする。それで関係を変えていくと悩みが解決していくとか。

グループ全体でのやりとりを通して、自分たちのこころのなかで何が起こっているのか体験したり、グループの中で自分がどんな役割果たすのか気づいたり。

それぞれ目的とすることが、すこし違っています。

基本的には、どれが良いのか悪いのかというよりも。
その人に合った方法を選ぶのが一番だと、私は思います。

自分に合った方法を探すには?

では1対1のカウンセリングを選ぶか、グループでのカウンセリングを選ぶか。
どういうことを参考にすればいいのでしょうか。

たとえば。自分の悩みは誰にも知られたくない(カウンセラー以外には)。
ひとりでキチンと、自分のことに向き合いたい。

という人は1対1のカウンセリングを選んだらよいかと思います。

たとえば。自分の悩みをみんなに聞いてほしい。同じような悩みを持っている人の話を聞いてみたい。

というのであれば、グループでのカウンセリングを受けるのが良いかと思います。

どちらも同時に受けるという人がいるのですが。
もしどちらも受けるのであれば「同じ悩み事を、両方で話さない」
というコツが大切だと多みます。

同じ悩み事を両方で話すと、
気持ちの整理が上手くいかなくなる場合があるので、私はあまりお勧めしません。

カウンセリングは、1回行ったら、絶対にそこに行き続けないといけない、
というわけではないので。

試しに受けてみて、合わなかったらやめて、別を探してよいと思います。

まとめると

もし「自分のこころについて、とにかく深く知りたい!」というのであれば、こころの深層をみつめる、1対1のカウンセリングを受けてみてください。

きちんと受けていたら、こころの理解は想像以上に深まることがありますので。