こんにちは、D.Cozieです。
今日は「沈黙を生き抜く力」について話したいと思います。
沈黙の正体ってなんだろう?
沈黙とはなんでしょうか。
これってカウンセラーとしてモノスゴク悩むテーマなんです。
というのも、相談に来た人が、カウンセリングを始めてもずーっと沈黙する場合がある。
一応、カウンセリングには来ているけれども沈黙。
椅子に座ってカウンセラーと向き合って部屋にいるけど沈黙。
さらにカウンセラーが質問したら一応つぶやいて返事をするけど。
それ以外の時間は、ずっと沈黙。
これってカウンセラーにとってかなりつらい時間になります。
相談に来た人にとってはどうでしょうか。
沈黙するには、本人にとって意味があります。
話したくない、話せない。まだ言葉が出てこない。
もしくはじっと黙って、自分のこころをみつめたい。
そんな状態なのかもしれません。
沈黙している相手にどうしたらいいのか分からない。
カウンセラーとしては、相談者が黙っていると、
どうしたらいいのかととても悩みます。
でも大抵は「どうして黙っているんですか?」と聞く代わりに、
カウンセラーも一緒になって沈黙することが多い。
なぜなら「沈黙にこそ、こころのエネルギーが込められている」と、
知っているからです。
カウンセリングに来たときの沈黙と、
ひとりでいるときの沈黙は、
実は全く違います。
ひとりでいるときの沈黙は「話す相手がいないので離さない」
というだけかもしれません。
沈黙をしてても、とくに誰かに影響を与えるわけじゃない。
でもカウンセリングのときの沈黙は違います。
沈黙をしていることで、確実に!相手に影響を与える。
同時に、相手からも影響を受けている。
お互いに影響しているなかで、あえて。
……………沈黙。
これってめちゃくちゃエネルギーを使うんですね。
こころのエネルギーを使うと、変化につながるという事実。
沈黙にエネルギーを使うと、不思議とこころに変化が起きます。
始めに抱えていた悩みが、あまり気にならなくなったり。
自分自身がどのような人間かよくわかるようになったり。
エネルギーをかけて沈黙していると。
当然、エネルギーをかけた分だけ変化が起きる。
エネルギーをかけると変化する。
これって人生に行き詰まったときのコツなんですよね。
もう必死になって考えて、悩み事にエネルギーを注ぐ。
するとようやく人生が変わることにつながる。
カウンセリングで沈黙を続ける人。
それは自分の人生を新しく生き抜く道を探すために、
こころにエネルギーを注ぎ込んでいる姿なのかもしれません。