こころにひっかかる「コンプレックス」とは。

こころの深層

こんにちは、D.Cozieです。

今日は「コンプレックスってなんだろう?」について話したいと思います。

コンプレックス、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
いわゆる心理学の専門用語なんですが。
「こころのなかにある、ひっかかり」という意味です。簡単に言うと。

いわゆる「私は勉強にコンプレックスがあるのよ」という人は。
勉強についてこころのひっかかりがあります。

「劣等感があって。それが刺激される」
そういう意味でコンプレックスという言葉を使うことが多いのですが。
コンプレックスはそれだけではありません。

コンプレックスはその人の「考え方や行動も決めてしまう!!」

しかも「本人がまったく気づかないうちに!!」

どういうことでしょうか。

コンプレックスが気づかないうちに与える影響。

たとえば先ほどの「勉強にコンプレックスがある」という人だと。

・勉強をしないといけないとわかっていても勉強をしない。
・宿題をするのを忘れてしまう。
・勉強のことになると、急に頭が働かなくなる。

そんなことが起こってきます。けれども。

・好きなこと(遊びやゲーム)は時間を忘れて夢中になる。
・宿題以外のことはよく憶えている。
・勉強のほかだと、頭の回転は悪くない。

こんなことが起こったりします。

でもコンプレックスはプラス面もあります。

コンプレックスがこころを育てる。

勉強にコンプレックスがある人が。
「私は勉強が苦手でたまらない。だから代わりに音楽をがんばろう」
と思う人がいるかもしれません。

そうなると勉強は苦手というコンプレックスが強かったけれども。
音楽には夢中になる、ということがあるかもしれません。

なぜなら「自分は何もできないと思っていたけれども、音楽だったらこんなに上手くなるじゃないか」と。

こういうのって、人生の中でとっても大事なんですよね。

コンプレックスのマイナス面ばかりを見ていると、どうしても身動きが取れなくなる。
けれども、コンプレックスがあるからこそ、プラス面が輝く場合がある。

コンプレックスは成長の可能性!

社会的に大きな成功をした人が「実は私はコンプレックスの塊なんです」
というような発言をすることがあります。
周りから見れば、全くそんなふうに見えないのですけれども。

本人はコンプレックスの塊だからこそ、それを補うことで成長してきた。
実際にはそのようなことが沢山あります。

自分のこころのなかにある「なんか気になるひっかかり」。
それを無視するのではなくて成長の可能性が隠れているのかもしれない。

そう考えられると、コンプレックスとの付きあい方が変わって来ると思います。
コンプレックスは、よく見ようとする人には、可能性を示します。