新しい行動を始めるとき、まず手本にするのは、理想と小さな現実。

こころの深層

こんにちは、D.Cozieです。

今日は、「新しい行動を始めるとき、何を手本にすればいいのか」について話したいと思います。

新しい行動とは。
たとえば、新しい分野の勉強をしたい、スキルをつけたい、趣味を始めたいといったとき。初心者のうちは何をしたらいいのか、まったくわかりません。

そうなると「やりたいけれども、わからないまま」時間が過ぎて行きます。
もったいない!

そういうときに、どうすればいいのか。
初心者のときに、次の一歩を進めるための方法です。

それはたった2つのこと。

・理想となるモデルをみつける。
・一番、簡単なところから始める。

「理想となるモデルをみつける」
これは、「新しい行動を始めるときのきっかけを思い出してください。
カッコ良いスポーツ選手のように運動がしたい。
英語を自由自在にしゃべれるようになりたい。
歌手のように、思い切り上手に歌いたい。

そういったモデルがあったかと思います。

そういったモデルが見つかったら、そのモデルとなる人のことを、出来る限り情報を集めて「どうしたらその人みたいになれるか」を考えるのです。

途中で飽きてしまうようなモデルであれば、そこで止めてかまいません。
でも次にも、別のモデルを見つけて「徹底的に」どうしたらそうなれるかを考えます。

「そんなプロみたいになれるわけないじゃない」
当然、そういう気持ちが出てきます。

でもその気持ちが出てきても、諦めずにひたすら調べるのです。
すると、「ああ、プロでも、こんな私でもできそうなことをしているのか」
ということが見つかってきます。

たとえば。
あるプロの作家は毎日、書ける書けないにかかわらず、とにかくパソコンの前に座って、文章を書く準備をするそうです。かならず毎日、1時間。

それが文章のプロになるコツだと説明しています。

こういう話を聞いたとき「それなら私もできるかも」と考えればよいのです。
書いても書かなくてもイイ。ただ座っているだけならできると。

・一番、簡単なところから始める。

プロの人に「どうやったらプロになれたの?」と聞いてみると、案外、だれでもできそうは方法を答えたりします。ただそれを続けるかどうかが、プロとアマチュアの違いを生むようです。

先ほどの例でいうと。
もし、自分が文章をたくさん書けるようになりたいと思ったとします。
それで自分が好きなプロを探す(このほうがやる気が出ます)。

それで「座っていればい」と書いているのを見つける。
なので、それをマネして「私も1時間、とにかく書く時間を作って座っているだけ」

そして「書けるときには書いてみる」たったそれだけです。

もしそれを1年続けたらどうでしょうか。
何もせずに過ごした1年と、どうにか文章を書く時間を作ろうと思いつつ、しかもときどきは書いていたという毎日を過ごした1年。

確実に毎日書こうとしていた方が、書く能力はつきます。

まとめると。

プロの仕事というのは、とても簡単なことの積み重ねによって、出来ている場合があります。

いきなりその仕事を全部しようとしても当然できない。
けれども、好きなプロの人をマネして、しかも簡単なことだと、初心者でも始められるし、続けられる。

しかも「これはあのプロがしていたことだ」と思うとモチベーションも上がります。

やり始める前に「できない、どうしよう」とあきらめる前に、簡単なことからマネを始めて下さい。それをとにかく続けてみる。

自分でハードルを上げ過ぎず「ああ、実際はこれの積み重ねなんだな」と気づくのが、新しいことを身に着けるときに、大切です。